工事請負契約書【ワードの書式・テンプレートをダウンロード・国土交通省の見本・pdfの約款・無料】
こんなマイホームを建てたい!と思った時、業者に依頼するでしょう。
その注文者と請負業者との間で交わされるのが、工事請負契約書です。
契約書には記載できないような要綱も、工事請負契約書に含めて契約します。
トラブルを未然に防ぐためにも、取り決めをしっかり決めておくのです。
そうすれば、万が一トラブルが起こった時も、工事請負契約書をもとにして対処できます。
例えば、
- 注文者が意図した家が出来上がらなかったらどうするか
- 工事が延長した場合はどうするか
- 後で欠陥が見つかった場合はどうするか
など、具体的な事を決めておきます。
工事請負契約書の目的
工事請負契約書の目的は、これからどんな家を建てたいかの記載と、約束を記しておくことです。
工事の料金や期限、引き渡し日について約束を交わし、円滑に契約を実行していくためにも、工事請負契約書が必要です。
もし建物が契約通りに実現されなかったら、工事請負契約書に基づいて処分できます。
建設業界に携わっているなら、工事請負契約書は無視できない書類です。
一般の方にはあまり馴染みのない契約書類ですが、建設業者なら扱う機会は多いでしょう。
建設業は、基本的に取引の金額が大きいです。
もし工事請負契約書を交わしていなければ、工事の期限が遅れた場合など、双方にとって金銭面のトラブルが生じます。
そうした金銭トラブルを防ぐために、工事請負契約書であらかじ取り決めしておこう!というものです。
その時になって対処するのでは、互いに話し合いの場を設けなければならないですし、意見が割れた場合に厄介です。
無駄な時間を出さず、建設的に工事が進むようにと、事前に工事請負契約書を結んでおくのですね。
普通なら、工事請負契約書の最初に
「工事請負契約書、設計図書、見積書に基づいて工事契約を締結する」と書きます。
その次に、添付書類の種類を書いておきます。
添付書類が本当に揃っているか確認するためです。
工事請負契約書のワードの書式をダウンロードする時
工事請負契約書を作成する時、インターネットで配布されているテンプレートを使うのも可能です。
例えばワードのテンプレートをダウンロードして使う場合は、こちらです。
https://www.bizocean.jp/doc/detail/102334/
こちらからも無料でテンプレートをダウンロードできます。
https://template.k-solution.info/2019/11/30075616.html
上記のリンクは、ビジネスシーンで使える工事請負契約書です。
たたき台として利用できるでしょう。
工事請負契約書の国土交通省の見本
https://www.kaiho.mlit.go.jp/01kanku/nyusatsu/keiyakusyo/02kouji.pdf
国土交通省では、工事請負契約書の見本をpdf形式で出しています。
初めて工事請負契約書を作成する場合はご活用してみましょう。
工事請負契約書のpdf約款
https://www.ja-tohma.jp/proposal/pdf/kyuri1222_1/kyuri171222_1_6.pdf
工事請負契約書に記しておくべきこと
最低限、工事請負契約書に記しておきたい項目があります。
- 調停人
- 請負い金額
- 請負者と注文者の名前と住所
もし保証人を立てる時は、保証人の氏名と住所も必要です。
また、調停人も任意なので、必ずしも立てる必要はありません。
いない場合は項目を削除していいのです。
工事請負契約書に添付する約款とは?
工事請負契約書には、約款を添付します。
- 民間建設工事標準請負契約約款
- 建設工事標準下請け契約約款
- 民間建設工事標準請負契約約款
- 民間建設工事標準請負契約約款
- 公共工事標準請負契約約款
約款のテンプレートも、国土交通省からダウンロードできます。
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk1_000025.html