誓約書【とは・雛形・読み方・会社・意味・英語・事項とは・書き方】誓約書【とは・雛形・読み方・会社・意味・英語・事項とは・書き方】
誓約書とは、二人で交わす約束の書類です。
読み方は「せいやくしょ」です。
英語ではa written oathといいます。
誓約書の中で代表的なのは、「機密保持契約書」があります。
社内の秘密を漏らしてはいけない…みたな内容のものですね。
誓約書は普通2部作ります。
そしてそれぞれで保管します。
たとえば1部だけでも効力はあるのですが、2部作っておいたほうが安心でしょう。
1部だけだと、紛失した場合に予備がありません。
誓約書の意味、定義
誓約書は、一方の当事者が相手に対し、一方的に約束を遵守する旨を伝えます。
誓約書は、当事者の合意内容を書面に記し、互いに決めた内容を遵守することを約束します。
双方当事者の署名が必要です。
誓約書の種類には何がある?
- 入社誓約書
- 財産分与
- 慰謝料支払いに関する誓約書
- 秘密保持誓約書
- ご近所トラブルで、今後騒音を出さない誓約書
誓約書の書き方
以下は、誓約書に書いておきたい事項です。
【誓約書の記載事項とは】
- 誓約書する相手の役職
- 名前
- 誓約者の名前
- 誓約内容
- 署名
- 誓約に反した場合の罰則
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誓約書を残しておけば、後日立派な証拠となります。
ただし法的な効果としては弱いです。
また、その内容が違法な場合は法的義務を相手に負わせるのは難しいです。
誓約書を書く時大切なのは、もし誓いを破った時にどのようなペナルティがあるか一筆することです。
誓約書を書く時の注意点
誓約書を書く時には、意識しておきたいことがいくつかあります。
・独自の用語は書かず、客観的にわかる言葉で書く
誓約書の内容を、第三者が読んでもわかるように書くべきです。
当事者間しか理解できないような用語は、独自の言葉で読み手にとって読みにくくなります。
文章中で特定の言葉を使う時は、「」しておくとわかりやすいです。
・言葉を省略しない
誓約書に限らずほかの契約書でも共通していえますが、何度も同じ言葉が出てきてもOKです。
同じ言葉が文脈に何度も出てくると、くどくなるため省略することがあるでしょう。
しかし、省略せずに主語はきちんと書きます。
それが同じ言葉の繰り返しでも、きちんと書くのです。
「あれ」や「それ」といった代名詞は使わないほうがいいです。
・あいまいな表現は避ける
読み方によって解釈がわかれるような表現は、誓約書の中には含めないようにします。
具体的に書きます。
また、何通りかの解釈ができるような文章も、あまり良くありません。
誰が読んでも1通りの解釈しかできないのが、本当にいい文章です。
・数量や時間は具体的に書く
数や時間は明確にしましょう。
例えば「すぐに払う」という表現も、すぐにはいつ頃なのか明確にします。
2カ月以内に払うなど、数をハッキリさせます。
金額も同様です。
・法律用語を意識して書く
法律に詳しくないと、なかなか法律用語が出てこないものです。
しかし、誓約書は法律に基づいて書くものなので、出来る限り法律業界特有の言葉を使ったほうが契約書らしくなります。
例えば法律業界では、次のような言い回しをよく使います。
- 速やかに…可能な限り早く
- 直ちに…どんな事情があっても早くすること
日常会話ではあまり使わない用語を、法律では使うことがあるのです。
法律用語はお堅く、少し厳しい言い方になるのが特徴です。
誓約書のテンプレートを使う時は、法律用語も意識して書くとそれらしくなりますね。
終わりに
誓約書は契約書のようなものです。
トラブルを避けるためにも、未然に交わしておく書類です。
もし誓約書だけではまだ不安なら、公正証書として残しておくのもいいでしょう。
誓約書を書いた人にとって、公正証書は重要な証拠書類になります。
万が一トラブルや騒動があり、裁判となった時も、公正証書があると強いです。
コピーをとっておきましょうね。