所得金額調整控除申告書とは 記入例 書き方【子供(23歳未満)2人がいる場合の計算方法はどうなるか・申告書の裏面について・税制改正で住民税について・複数人・夫婦の場合はどうなる】
所得金額調整控除申告書とは何でしょうか?
また、その記入例や書き方についても知りたいですね。
所得金額調整控除申告書を提出する機会があれば、ここから情報収集ができますよ。
所得金額調整控除申告書とは何か?
https://tax.mykomon.com/daily_contents_52932.html
所得金額調整控除申告書とは、わかりやすくいえば、年収が850万円以上で、一定の条件に当てはまる人が、年末調整の時に所得金額調整控除の適用を受けるために提出する書類なのです。
令和2年(2020年)から新たにできた制度なので、まだ知らない人もいるでしょう。
2020年は年末調整において、変更点がたくさん生じた年でもあります。
新たに追加されたシステムについても、きちんと確認しておきましょうね。
税制改正で住民税について
税制改正により、昨年からどこが変わったのか国税庁のホームページから確認できます。
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index/01.htm
書き方や計算方法についてはこちらです。
夫婦の場合はどうなるか?
所得金額調整控除申告書は扶養控除とは異なります。
ですから、世帯単位で計算することはなく、世帯の総合の年収では判断しないのです。
同居していていも、個人ごとの年収で判断されます。
ですから、共働きでも所得金額調整控除申告書は適用可能です!
夫婦合わせて年収が850万円以上で、仮に子供(23歳未満)2人の場合、夫婦両方が控除の適用を受けられるでしょう。
申告書の裏面について
所得金額調整控除申告書を作成することになったら、漏れなく記入して申告しておきたいですよね。
そんな時は、下記の記入ガイドを見てみましょう。間違いなく記入できるように、わかりやすく案内しています。
裏面の記入があるケースもあるので、気を付けてくださいね。
https://www.yayoi-kk.co.jp/lawinfo/nencho/d_file/shinkoku_guide.pdf
複数人の場合はどうなる?子供(23歳未満)2人がいる場合の計算方法はどうなるか
所得金額調整控除申告書の留意点
配偶者控除受けないからといって、配偶者の記載がいらないと思っていませんか?
実はこれは違います。
所得税などの所得控除には該当しないため、配偶者の年収について記載は不要です。しかし、市区町村では配偶者の所得の状態も把握するようにしています。だから配偶者の記載がいるのです。
配偶者の所得の有無がわからず、配偶者が非課税証明書などの交付が受けられないなど、行政サービスに影響が出る恐れがあるんです。
そのため、同一生計者であれば、必ず配偶者の情報と「同一」に〇を付けるようにしましょう。
配偶者と別居している場合には、別居に〇をつけます。
令和2年の所得金額調整控除申告書の記入例をみてみよう
所得金額調整控除申告書の説明を読んでも今一つピンと来ない方は、
ぜひ下記の記入例を見てみるといいでしょう。
pdfで確認できます。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/1648_73_03.pdf
令和2年分の書き方についてはこちらです
まとめ
今回、ここで初めて所得金額調整控除申告書とは何か知った方も多いでしょう。
初めて所得金額調整控除申告書を書く時はご不明点も多いかもしれません。
しかし、記入例や書き方のガイドに従って書けば、漏れなく記入できるでしょう。
ぜひご参考にしてくださいね。